国立現代美術館 清州(국립현대미술관 청주)で感じるアートの風

    「ここ、本当に美術館?」

    清州(チョンジュ)の中心地、ソンアンギル(성안길)からバスに揺られること5分ほど。
    内徳洞(내덕동ネドクトン)に突如として現れる、無骨なコンクリートの大きな白い建物があります。

    それが、首都圏以外では初めて誕生した国立美術館である「国立現代美術館 清州(MMCA)」です。

    かつて清州の活気を支えた「煙草製造廠(タバコ工場)」がアートを先導するスポットへリノベーション。

    古い倉庫の梁や柱をそのまま残したインダストリアルな空間は、クリエイティブな刺激をもらえそうな雰囲気です。

    今回は国立現代美術館 清州(MMCA)の行き方から実際に美術館に行ってみた様子をお伝えします。

    目次

    タバコ工場が「国立現代美術館 清州」として再生

    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の外観

    この場所はかつて、1946年に設立された「清州煙草製造廠(청주 연초제조창)」という、韓国最大規模のタバコ工場でした。

    最盛期には約2,000〜3,000人もの人々が忙しく働き、街に活気を生み出していた巨大な工場。時代の流れとともに2004年にその役割を終え、一度は廃墟のような状態に。


    しかし2011年頃から国際工芸美術展の「清州国際工芸ビエンナーレ」の会場として活用され始め、建物自体の歴史的価値が再評価されるようになります。

    そして閉鎖から14年後の2018年12月に「国立現代美術館 清州」として、建物の外観はそのまま活かした状態で生まれ変わったのです。

    「国立現代美術館 清州」は韓国初の収蔵型美術館

    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州4階の内部1

    国立現代美術館 清州は、実は他の美術館とはまったく異なる性質を持っています。それは韓国で初めて誕生した「収蔵型美術館」というスタイルです。

    • 開放型収蔵庫で作品を体験

      彫刻作品がずらりと並ぶフロアには、作品を隔てる境界線がありません。
      収納されているそのままの状態のアート作品を眺めながら回れるのがこの美術館独自のスタイル。
    • ガラス張りの見える収蔵庫

      普段は展示されていない収蔵庫をガラス張りで見ることができ、貴重な作品たちの裏側の様子を見学できます。

    実際に国立現代美術館 清州に行ってみました!

    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の外観2

    美術館へのアクセスはとってもスムーズ。
    バス停「문화제조창・임시2청사(文化製造廠・臨時2庁舎)」で降りれば、目の前が目的地です。

    バスを降りて右手に見えるのがお目当ての美術館。正面にある大きな建物「문화제조창(文化製造廠)」の1階にはレストランやカフェ、ショップが集まっているので、アート鑑賞のあとの寄り道にもぴったり。

    ちなみに2階から上は、現在改築中の清州市役所の仮庁舎として機能しています。

    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の入口

    では、さっそく美術館の中へ!

    エントランスを入ってすぐ左手にチケットカウンターがあります。
    5階の企画展は有料の場合もありますが、今回はうれしいことに無料で入場できました。

    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州のチケットカウンター
    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州のチケット読み取り機

    チケットを受け取ったら、QRコードをピッとかざしてエレベーターで4階へ。

    今回のお目当ては、4階の特別倉庫で開催されている「ドローイング所蔵品展」です。


    4階:ドローイング所蔵品展(企画展)

    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の4階の企画展

    驚くのはその鑑賞スタイル。
    時間帯ごとに10人ずつ倉庫の中へと足を踏み入れ、作品の間を自由に歩きながら鑑賞します。しかもフラッシュ無しなら写真撮影も可能。

    「美術館の裏側」に迷い込んだように感じるこの体験は、まさにここ清州館だからこそ。

    今回は美術館が所蔵している日本人作家さんの作品も展示されていると聞いて、胸が高鳴ります。

    それでは、ここからは写真とともにお届けしますね。

    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の4階の企画展の写真1
    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の4階の企画展の写真3
    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の4階の企画展の写真2(草間彌生の作品)
    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の4階の企画展の写真4


    3階

    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の3階の写真1

    4階を堪能したあとは、下の階へ。
    3階は、絵画や映像が織りなす体験型の展示フロア。実際に本を手に取れるスペースもあります。

    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の3階の写真2
    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の3階の写真3
    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の3階の写真4
    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の3階の写真5

    さらに奥へ進むと、国立現代美術館 清州が持つ美術品修繕、美術材料分析室などが並びます。
    こちらは見学は不可。

    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の3階 美術材料室の写真1
    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の3階 美術材料室の写真2

    2階

    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の2階 

    2階には、広い休憩室と映像アーカイブが。そのすぐ横には、ガラス張りの収蔵庫がどこまでも広がっています。

    広々とした休憩スペースなので、アートの余韻に浸りながらまったり過ごすのもおすすめです。

    1階

    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の1階展示室 入口

    そして、個人的にイチオシなのが1階!

    大型の彫刻作品が並ぶ収蔵庫は、作品のすぐそばを歩きながら鑑賞できるんです。
    作品の持つ迫力に圧倒される空間でした。

    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の1階 作品1
    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の1階 作品2
    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の1階 作品3
    韓国・清州の美術館、国立現代美術館 清州の1階 作品4

    歩くほどに発見がある、新しいアートの形

    展示を見るというより、アートの中を歩くという言葉がぴったりの国立現代美術館 清州。

    さらっと回れば1時間、じっくり向き合うならそれ以上の時間があっという間に過ぎてしまいます。
    時期によって展示が変わりますし、企画展なども行われるのでアート好きさんはもちろん、美術館の新しい体験をしてみたい方はぜひ足を運んでくださいね。

      国立現代美術館 清州(국립현대미술관 청주)

    住所:  충북 청주시 청원구 상당로 314
    開館時間: 火曜〜日曜日 10:00~18:00   休館日: 月曜日
    電話番号:043-261-1400
    https://mmca.go.kr
    Naver地図リンクhttps://naver.me/G7VqZS72

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